5月27日の東京株式市場は、117円06銭高(1.23%高)の9639.72円で終わりました。
米株安の影響も、午前中で終わり、
円高が想定以上に進まなかったことから、輸出関連株中心に買いが入った模様です。
マクロ経済的には、今後、円高(特に対ユーロ、またCMBS(コマーシャル・モーゲージ・バックド・セキュリティー)が暴発すれば、対ドルも)トレンドであることは明白ではるでしょう。
これが、IFRSにより、バブル以降復活していた、日本企業間の株式持ち合い解消により、
株価下落が推進され、
中期的には円高と、会計ネガティブインパクトにより、
輸出関連株式が下落するリスクは大きいと考えています。
それ以上に、重複しますが、
北朝鮮問題の地政学リスクは、輸出関連株式にはネガティブに働くリスクがあります。
個人投資観点からは、現状では、特にファクトと論理だけでは、
投資戦略は描きにくい状況が続いています。
本日からは、衰亡する投資ビジネスが、今後どのように生き残りをかけるのか、
について、の私見を述べたいと思います。
対象は、バイアウトファンド、とベンチャー・キャピタル・ファンドについてです。
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■ バイアウトファンドは、Post LBOとなりえる、投資ビジネスモデルを開発しえるか?
成長市場向けに投資先企業進出ドライブをかけていき、
その市場成長性を、これまでのLeverage,
つまり、ノーリスク・ハイリターンの金融工学モデルに代替する他ないのではないか
と個人的には考えます。
初期的に思いつくのは、日本地方中小企業の持つ、
隠れたグローバルニッチテクノロジーです。
これを何か他の販売チャネル、或いは、技術、商品とコラボレーションさせることで、
グローバルに思いっきりレバレッジが利く成長を遂げるポテンシャルをもった
逸材も、中には存在する。
私が日本人だからかもしれませんが、
そんな希望を抱いております。
ただ、多くの地方技術系企業は、社員数10名程度で
定年退職前からサラリーマン時代に趣味で使った技術を使って
商品開発しており、
大量生産には不向き。
技術移転などできないし、職人気質でその気すらない。
息子は、汗ばかり流して、一向に儲からない親父の姿を見て、
サラリーマンで安定的に稼いでいこう、なんて考えている。
そんな実態の企業の中に、
日本の「隠れクラウンジュエル」はあるのでは、
そう考えています。
とはいえ、そこに注入する資金と、少なくともアジアエリアの販売チャネル、
そして、その技術の目利き力と、
それをアジア関係各社に伝達するコミュニケーション力、ネットワーク力が必要
となってきます。
日本版の公的ベンチャー・キャピタル、産業革新機構が設立されましたが、
なかなか、当初の目的通りには動いていません。
私が考える、次世代型のバイアウトは、従来型と4つの点で異なります。
① グロース・キャピタルであること(担保は新興国、特にアジアエリアの経済成長ポテンシャル
② 技術のマネタイゼーションを想定し、そのシナリオの実現性を固めてから投資するスタンスを貼ること
③ 都市部、地方、隈なく対象企業を模索すること(地方銀行との連携を強化すること)
④ ファンドのLPを、ファンド・オブ・ファンズ、や巨大企業年金基金のようないわゆる外資系のIRR至上主義者から集めないこと。できれば。個人の長期投資志向者から集め、日本株式会社の価値向上と共に、確実にリターンを上げていくスタンスの投資家から、小額多数で資金調達すること
である。
このモデルが、成功するかどうか、また分からないが、
わたしが、これから、この時節にファンドビジネスを開始するチャンスがおとづれれば、
確実に上記戦略を採用する。
かつてのLBOモデルも崩れ、
また、既存のバイアウトでは、巨大グローバル企業を相手としており、
新興市場へのリソース・アロケーションによる成長、という戦略は採りえるが、
決して3-5年というEXITスパンの中で、
市場動向も激動している中、確実で、且つ高い(IRR=20%以上)リターンを上げ続けるのは極めて困難な時代に入っている。
これまでバイアウトの投資家は、機関投資家、大口投資家に限定的であった。
今後は、個人投資家も含めた、但し、長期投資視点の投資家からのお金を原資とし、
アスファルトの下に隠れていた、価値ある種を、アスファルトの上に押し上げ、
開花させる投資、
アスファルトの上とは、当然広がるアジア新興国市場であるが、
このシナリオこそが、生存の一つの施策ではないか、と想定している。
続く・・・

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