訴追成功した場合、失敗した場合の
国際政治もからんだ、経済、社会動向の変化についての個人的意見を述べたい
と思います。
すでに理解されていることと思いますが、
今回のGSへのSECからの訴追は、
GSの大手顧客であるNY大手ヘッジファンド、ポールソン&カンパニーが
下落方向に賭けている事を知りつつ、
顧客に対して、
同ポールソン社が組成に関与した、
CDO(債務担保証券;この場合の債務の中にサブプライム・ローン債務も包含)を売却していた営業行為に対する
証券詐欺罪疑惑に関するものです。
ちなみに、ポールソン&カンパニーCEO
ジョン・ポールソン氏の、主にサブプライム逆張り戦略で得た年収は
37憶ドル(3400憶円強)!!年収が、です。
尚、彼のファンドの一つは、サブプライム空売りにより、
年率589%の利益を上げたとのこと。
↓ジョン・ポールソン氏。ジョージ・ソロスを抑えてNO.1ヘッジファンドマネージャとなった

一方のポールソン&カンパニー側は、ロイター報道では、
100人の顧客と電話会議を行い、
今回のSECによるGS訴追に関して、ポールソン社は何ら影響を受けないことを強調し、
まだ解約を示唆する顧客は現れていないようである。
(逆に解約示唆をしている顧客もいる、との報道もある。)
いずれにしても、
6月30日までに解約したい場合、4月30日までに申し込みをする必要があり、
その時になれば、明らかになることです。
GSは、上記取引に関与した債券トレーダーについて、
解雇はせず、
本人意思により暫く休暇を取っている状況にある、とのこと。
確かに、ここで、該当社員を解雇すれば、
自分に非があったと認めることになり、
且つ、顧客側にとっては、そんなトレーダーに仕事してもらっていては、
GSと付き合えない、というわけで、
今回の騒動が終わるまでは居てもらう、という算段でしょう。
当然騒動が終われば、GSのことですから、速攻でFireするでしょうが。
顧客側の被害総額は1000億円にも上るといわれています。
その中には、ポールソン&カンパニーも同様に「価格上昇」に賭けている
と判断して、当該CDOを購入した企業もある、とのこと。
ここに対して、GSとしては、組成に関与したポールソン&カンパニーが
「下落」に賭けている、という「重要情報」を顧客に伝達しなかったことが、
今回の詐欺罪の争点です。
実際に、当該案件の債券トレーダーが、
「CDO(サブプライム)はもうすぐ終わる」
というメールを知人に送っており、SECはその物理的証拠も押さえている模様だ。
2010年4月21日付け日経新聞朝刊によれば、
英国も、またドイツも、形は異なるが、米国SECに協力する姿勢、
つまり、GSへの資料強制提供、GS顧客への情報提供依頼
をかけており、
世界レベルで政府が、グローバル巨大投資銀行(商業銀行の皮を被った世界最大のヘッジファンド)ゴールドマンサックスを包囲し始めている状況である。
続く・・・

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