新生GMの新車生産能力は600万台。縮小する235万台(08年GM世界販売台数835万台から新生GM600万台の差)の内、150万台を占めるのが、独オペルであり、この争奪戦に、カナダ自動車部品大手のマグナ・インターナショナルが競り勝った。・・・・・(「記事全文表示」クリックにて、続きを読めます。
ストローナック
マグナ会長
(2009/ロイター)
ロシアルーブル暴落の1年。
(http://kiracchi-serendipity.sblo.jp/article/28885206.html)より参照
マグナ・インターナショナルは、1957年に創業。08年12月期売上高は、237億400万ドル(約2兆3000億円)。純利益は7100万ドル。BMWやダイムラーなどの高級車や多目的スポーツ車において受託形式での完成車組立て事業も行っており、その台数は12.5万台、というカナダ、トロントの企業だ。
07年、最終的にサーベラスが競り落とした北米クライスラー部門売却表明の際にも、名乗りを上げており、兼ねてより自動車部品メーカーから完成車生産事業への展開を探っており、今回のオペル買収により、ようやく橋頭堡を築けた格好だ。
マグナのストローナック会長は、欧州乗用車市場で6.6%のシェアを持つオペルを梃子に、ロシア市場進出を狙い、そのために、ロシア政府系銀行ズベンバンクと共同でオペル株の過半を獲得する目論見。
そもそもオペル買収には500万台構想を持って臨んでいたフィアット(クライスラーと合計で415万台)が有力視されていたが、ドイツ国内における人員削減1.8万人提案が、雇用維持を最優先課題とするドイツ総選挙前の現行政府に嫌われたのが、今回の決着の要因である模様だ。
しかし、オペルが狙うロシア市場も相当に破壊的状況に陥っている。
08年8月グルジア侵攻前に米国債、Lehman Brothers関連の債券を売却し、これがLehman Schockのトリガーとなったという見方を副島隆彦氏はしているが、その後の米国の原油価格下落と、ロシア株安の攻撃により、脆くもロシア経済バブルは弾け飛んでいる。
最後まで記事をお読み頂き、有難うございます。
次号、マグナのロシア戦略の脆弱性、について最終編

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